プウコホラ・ヘイアウ国立歴史公園、このヘイアウは何のために作られたのか?
カメハメハ大王がお告げを受けて1790年に建てたと言われるプウコホラ・ヘイアウ。
プウコホラとは「クジラの丘」の意味で、現在は国立歴史公園として残っています。
公園と言いながらも厳かな空気が辺りに立ち込めていて、背筋を伸ばして訪れたくなります。カメハメハ大王はどんな人だったのか、このヘイアウとは何のために作られたのでしょうか?
カメハメハ大王(カメハメハ1世)ってどんな人?
カメハメハ大王(カメハメハ1世)は1758年ごろハワイ島のカパアウ(ノースコハラのエリア)で生まれたとされていて、1810年にハワイ諸島を統一しハワイ王国を建国しました。カメハメハはハワイ語で「孤独な人」という意味がありますが、そのイメージとは反対に体がとても大きかったそうです。
コナ国際空港近くの道路の名前にもなっている、カアフマヌと結婚しましたが子どもができずに、他の女性との間にリホリホ(カメハメハ2世)という息子がいます。
ハワイ統一をしてから9年後の1819年に死去。遺体はどこかに隠されているためお墓がどこにあるか分からないそうです。
カメハメハ大王がが幼いときに住んでいたワイピオ渓谷展望台にまつわる神話や行き方についてはこちら。
プウコホラ・ヘイアウの目的はハワイ統一
カメハメハ大王「ヘイアウを建てたらハワイ統一ができる」というお告げを受け、実行したところ本当にハワイをひとつにまとめたという話が残っています。
つまりプウコホラ・ヘイアウを作った目的はハワイ統一のための願掛けだったのでしょう。
ちなみにヘイアウとは日本で言えば神社仏閣のような役割を担う場所。当時のハワイでは神殿として、癒しや豊穣、戦いのために機能していました。
余談ですが、ヘイアウはパワースポットと言われていますが、このプウコホラはルアキニ・ヘイアウと呼ばれる生贄が捧げられた場所です。敬意を持って訪れましょう。
プウコホラ・ヘイアウ国立歴史公園の場所と行き方
プウコホラ・ヘイアウ国立歴史公園(Pu’ukohola Heiau National Historic Site)
【場所】62-3601 Kawaihae Rd, Waimea, HI 96743
【営業時間】7:30〜17:00
【休業日】1月1日、12月25日をはじめアメリカの主な祝日は休業
【入場料】無料
【行き方】コナ国際空港から車で約35分、ワイコロアから約20分。クイーン・カアフマヌ・ハイウェイ(19号線)を北上し、分岐するところで左のカヴァイハエ・ロード(270号線)へ。すぐ国立歴史公園の茶色の看板が出て来るので左折して公園に進みます。
【ウェブサイト(英語)】https://www.nps.gov/puhe/index.htm
プウコホラ・ヘイアウ国立歴史公園のまとめ
公園内は広大で、櫓もあり、その向こうにはものすごい濃い色の海なんです!
ハワイ島はオアフ島とはまた違う、キリッとした雰囲気を持つところが多いのですが、プウコホラ・ヘイアウはものすごいエネルギーを感じました(気のせいか?)。ハワイの歴史に興味があるならぜひ。
ビジターセンターの中には綺麗なトイレもあります。