アロハの色々な意味とハワイのALOHAな法律について
ハワイ語は知らなくても「アロハ(ALOHA)」という言葉は一度は聞いたことはあるのではないでしょうか?
そこで今日はアロハが持つ色々な意味や、ハワイ州の法律アロハ・スピリット・ロウ(The Aloha Spirit Law)」についてご紹介していきたいと思います!
アロハ(ALOHA)の単語自体に意味がたくさんある
まずはアロハ(ALOHA)について深掘りしてみましょう。この言葉には意外にもたくさんの意味があります。
- 挨拶:こんにちは、さようなら
- 愛に関して:愛情、愛情深い、恋人、愛する人
- それ以外の感情:思いやり、同情、哀れみ、優しさ、親切
ハワイでお店やレストランに入ると「Aloha!」と声を掛けられることがありますが、これは挨拶としての使い方です。
挨拶以外にも「愛」や「さようなら」も含む言葉なので、便利であり混乱もしますよね…。
でも、ハワイ王国最後の女王、リリウオカラニ女王(Queen Liliʻuokalani)が作曲したアロハ・オエ(Aloha ʻOe)を聴くと少し理解できるかもしれません。
アロハ・オエの歌詞の解釈には諸説あるようですが、大まかに書くと終焉を迎えるハワイ王国に愛を込めて別れを告げるという内容。このタイトルの「アロハ」には様々な思いが詰まっているのだと納得します。
アロハと並んで有名なハワイ語「マハロ」については「ハワイ語でマハロ(mahalo)はどんな意味?日常生活ではこう使います」の記事もチェックしてみてくださいね。
ALOHAの文字ひとつひとつにも意味がある
「ALOHA」を構成する文字ひとつひとつにも意味があります。
- A =アカハイ(akahai):優しさ、慈愛
- L=ローカヒ(lōkahi):団結、調和
- O=オルオル(ʻoluʻolu):賛成、楽しさ
- H=ハアハア(haʻahaʻa):謙虚、慎み
- A=アホヌイ(ahonui):忍耐、根気
そして「ALO」と「HA」に分けた時にも意味があります。
- ALO:顔、表面
- HA(hā):呼吸、息を吐き出すこと
ハワイ独自の法律「アロハ・スピリット・ロウ(The Aloha Spirit Law)」
なんとハワイ州には、alohaに関する法律「アロハ・スピリット・ロウ(The Aloha Spirit Law)」があります。 アロハ・スピリットとはアロハを持った精神のことですが、法律をざっくり解説するとこのような感じ。
アロハ・スピリットは人々の心の調和で、他人に良い振る舞いや感情を与え行動しなければなりません。なぜなら、
「アロハは、あいさつや別れの言葉以上のもの。」
「アロハは、見返りは求めずにお互いを尊重し、愛情を持って相手に接すること。」
「アロハは、一人ひとりが全ての人にとって重要な存在であるという本質。」
「アロハは、知らないものに大して耳を傾け、目を向けること。」
だからです。
この法を破ったら罰則があるとかではなく、ハワイではこうやって生きていくことが推奨されているのです。
アロハは表側も内側も全てハワイそのものを表すってことですね。奥が深すぎる…!