ハワイ語のコクア(kōkua)の意味と日常生活で使われる場面
誰かをサポートしたり、助けるシーンを日本よりも見かけるハワイ。コクアという言葉は日常生活で目にしたり耳にすることが多いです。
日本では、スガシカオさんがボーカルのスペシャルバンド名の名前にもなっていますね(ハワイ語がスガさんのバンド名使われるとは嬉しい意味でちょっと驚きました)。
実際どういった場面で使われるのかをご紹介します!
ハワイ語のコクア(kōkua)はこんな場面で出会う言葉
ハワイ語でコクアという言葉にはこういう意味があります。
- 協力、手助け、サポーター、ヘルパー:コクア(kōkua)
2011年3月に東日本大震災の後すぐに、コクア・フォー・ジャパン(Kokua For Japan)というプロジェクトがハワイで立ち上がり、ミュージシャンなどがチャリティーライブなどを現地で開催したことに感動したのを覚えています。
でもその時はコクアがどういう意味なのかよく分かりませんでした。
ハワイに住むようになって、免許を持たない私の交通手段ザ・バス(TheBus)のアナウンスで「Please kōkua, 〜〜」というフレーズが耳に残るようになって調べると、「ご協力ください」ということだと知ったのです。
テラス席があるレストランでは「Please kōkua. Don’t feed the bird(鳥に餌をやらないよう、ご協力ください)」と張り紙をしているところも発見。
フラのハラウ(教室)によってはコクアと呼ばれる人たちがいます。ダンサーとして舞台に立つのではなく、衣装作りやショーの時などにサポーターとして活躍するのです。
ホールフーズのような自然派スーパーの店名もコクア
また、お店や商品名にもコクアは使われます。ざっと思いつくものを挙げてみますね。
コクア・マーケット(Kokua Market)
ホールフーズやダウン・トゥ・アースの勢いに押されて閉鎖の危機もある、自然派スーパーのコクア・マーケットは、ハワイで初めてナチュラル系製品を専門としたスーパーです。
モイリイリ(Moiliili)というエリアにあって、ちょっと入りづらいですがローカルの優しい感じがする店内です。
コクア・ハワイ・ファンデーション(Kōkua Hawaiʻi Foundation)
コクア・ハワイ・ファンデーションはハワイ出身のシンガー、ジャック・ジョンソン(Jack Johnson)さんが設立した環境保全の非営利団体で、子どもたちへの環境に関する教育を行ったりしています。
ヘザー・ブラウン(Heather Brown)さんも賛同し、プラスチック・フリー・ハワイ(Plastic Free Hawaiʻi)というプログラムでは彼女がデザインしたエコバッグも作られました。
コクア・サンケア(Kōkua Sun Care)
コクア・サンケアはサンゴを死滅させる化学物質オキシベンゾン不使用のハワイ産日焼け止め。SPF50で赤ちゃんにも安心です。ハワイでは海やサンゴ礁を守るため、2021年からオキシベンゾンなどが配合された日焼け止めの使用が禁止されます。
ダウン・トゥ・アースなどで販売しているようです。
コクアを使ってみよう
このように、ハワイの日常に溶け込んだコクア(kōkua)。
何かを助けてもらったときには「Mahalo for your kōkua(Thank you for your help = 助けてくれてありがとう)」とすっと出てきたら良いですね!