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ハワイ語の歴史、文法、定冠詞について

ハワイ語の歴史、文法、定冠詞について

ハワイ語の単語を言語の歴史、文法、定冠詞とともに調べられる辞書です。

ちなみにハワイ語はʻŌlelo Hawaiʻi(オレロ・ハワイ)と言います。

目次

ハワイ語という言語とその歴史

ハワイ語はオーストロネシア語族に属する言語です。

オーストロネシア語族というのは台湾や東南アジア、マダガスカル、サモア、そしてニュージーランドに広がる語族。

ハワイの人たちはマルケサス諸島(現在のフランス領ポリネシア)から来たと言われているので納得なのですが、ハワイ語はタヒチ語とも近い関係となっています。

もともと古代ハワイでは口頭言語のみで文字を持たない文化でした。

ハワイには今でもペトログリフと呼ばれる古代象形文字が残されていますが(ハワイ島に多い)、口頭言語以外にも岩に彫刻をすることで人々の生活や自然などについて継承していったのかもしれません。

ハワイ語が文字化されるようになったのは、1820年にアメリカからキリスト教の宣教師がやって来てから。

1898に年アメリカがハワイ(当時はハワイ王国)を併合すると英語が公用語となり、ハワイ語の使用は禁止され衰退してしまったのです。

しかし、1970年代にハワイの文化を復興させようという運動(ハワイアン・ルネッサンス)が加速し1978年にはハワイ州の公用語に制定されました。

日常的にハワイ語を話す人はほぼいませんが、フラのシーンやハワイアン音楽の他、ダニエル・K・イノウエ国際空港(旧ホノルル国際空港)やハワイアン航空の機内でハワイ語の挨拶を聞くことができますよ。

ハワイ語は12文字しかない

ハワイ語には12の文字と2つの記号しかありません。

  • 母音:A、E、I、O、U
  • 子音:H、K、L、M、N、P、W
  • 記号:「-(カハコー)」「ʻ(オキナ)」

「-(カハコー)」は母音の上にĀ、Ē、Ī、Ō、Ū、ā、ē、ī、ō、ūのように付いて、カハコーがあると伸ばして発音します。

「ʻ(オキナ)」は母音の前に入る記号で、アポストロフィーに似ていますが文字の向きが違います。声門破裂音(声門閉鎖音)なのでオキナが入ると詰まった感じで読むのです。

WはVの発音で、Kは時折Tの発音になります。

Hawaiʻiは一般的には「ハワイ」ですが、きちんとした発音では「ハヴァイッイ」。Ānuenueは「アーヌエヌエ」。

パッと見カタカナ読みができそうなのですが、実は発音はすごく難しくて現地ハラウでフラを習っていた時にとても苦労した思い出があります…。

ハワイ語の文法

ハワイ語の文法はこのような形になり、日本語とも英語とも異なります。動詞に過去形がないのでシンプルな記述です。

  • 動詞+主語+目的語
  • 名詞+形容詞

美しいカウアイ島は「Nani Kauai」、私はあなたを愛していますは「Aloha au ia ʻoe」と書くことができます(auは私、iaは単語の間に使われる言葉、ʻoeはあなた)。

ハワイ語の定冠詞

ハワイ語の定冠詞はややこしく、文字によって頭に付く言葉が変わります。

  • ke:a, e, k, oの前に来る定冠詞
  • ka:h, i, l, m, n, p, u, wの前に来る定冠詞
  • he:不定冠詞
  • nā:複数形

メリーモナーク・フェスティバルのクムフラ紹介の時に「Under the direction of nā kumu hula…」という紹介がある時には、そのハラウには複数のクムフラがいるという意味です。