
7月からハワイだけではなくアメリカ本土のメディアで話題となっているニュースです。
アラスカのアンカレッジでポケショップを営むターシャ・カヘレさんに1通の手紙が届きました。それはシカゴを拠点に置くポケチェーンのAloha Poke Co.(アロハポケカンパニー)社からで、「店名から”Alohaや”Aloha Poke”を取らないと法的措置に出る」と書かれていました。
ハワイの言葉やカルチャーを知らない人たちが、ハワイアンであるターシャさんに「ハワイの言葉を店に使うな」と脅したと、ソーシャルメディアで大炎上!
Aloha Poke Co.社のコメントがさらに炎上を呼ぶ
Aloha Poke Co.社は「誤った情報がソーシャルメディアで拡散され、非常に残念。私たちが行ったことはレストラン業界の商標侵害者が許可なく商標の”Aloha Poke”を使用することを阻止しているだけで、これはビジネスやブランドを保護するために一般的な措置だ。」とFacebook上でコメントしています。
まぁ、それがさらなる炎上につながるわけで…。
ソーシャルメディアでは
#AlohaIsNotForSale
#NoAlohaPokeCo
などのハッシュタグでボイコット運動が行われ、Aloha Poke Co.社の投稿には過激な言葉のコメントがたくさん並びます。
ハワイの文化を守るには敬意が大事
この騒動で、私たちも知っている「Aloha」を含むハワイ語や(食も含む)文化は、私たちが想像する以上に深い意味を持っていて、多分それをビジネスに使って良しとされるのは、ハワイのカルチャーの中で育った方々だけなのかもな…と感じました。
現地でフラを習ったときに(習ったというのも申し訳ないほど短期間でしたが)、クム(先生)がハワイ人にとってハワイの言語がどれだけ大切か、また口から言葉を発するだけではダメで、お腹からきちんと声を出すのが大事だと、たくさん教えてくださったのですが、知らない文化に触れるならば覚悟と敬意を持たないといけないな、と今でも思っています。
そう、敬意なんですよね。
おそらくAloha Poke Co.社は、「Aloha」「Poke」がハワイの人たちにとってどれだけ大切な言葉かを知らずにビジネスのために行っただけで、ここまでの騒動になるとは予想していなかったのでしょう。だから、責め続けるのが善とは言い切れませんが、この騒動で、ハワを敬う気持ち持って今後のことを考えてもらえたら嬉しいです。