
ハワイ州知事デイビッド・イゲ氏は記者会見で、10月15日から事前検査プログラム(pre-travel program)を導入し、観光を再開すると発表しました。
ハワイの観光客受け入れ再開は日本も対象?
事前検査プログラム(pre-travel program)とは、ハワイ到着の72時間以内にPCR検査で陰性が証明されれば、2週間待機をしなくてもハワイで過ごせるというもので、このプログラムを10月15日から開始するとイゲ知事は述べました。
現地ニュースメディアによると、この対象はtrans-Pacific visitorsなので地理的には日本やオーストラリアも入っているのですが、日本ではまだPCR検査を受けるのが困難で、10月15日時点では各航空会社のフライトもほぼないため、残念ながらもうしばらく渡航は難しそうですね。
当面はアメリカ本土からの旅行者受け入れとなりそうです。また、ハワイでの空港でPCR検査の実施はありません。
カウアイ島で旅行規制を緩める「リゾート・バブル」も承認
事前検査プログラム導入の発表に先立ち、イゲ知事はカウアイ島での「リゾート・バブル」を承認しました。
これは、カウアイ島訪問の際、14日間の待機中にプールやレストランを含むリゾートホテル施設内でのみ自由行動ができるという内容。
ただし条件付きで、リゾートの外に出ることがないようにGPS機能付きのブレスレットを身に付けることが要求されます。
参加ホテルは公にされていませんが、ティンバーズ・カウアイ ・ホクアラ・リゾート(Timbers Kauai Hokuala Resort)がこの施策に名乗りを上げています。
観光業界が主な収入源のハワイでは、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で損害が大きく、被保険失業率は20%超え。一刻も早く、観光が再開されることが望まれます。
参照:KHON2